高齢化が社会問題となっている日本において、介護職に対するニーズはかなりの高さを誇る。
需要の多い職業を選ぶと、自分の希望に合わせて職場を決められるため、無理のない範囲で収入を得られる。逆に、需要の少ない分野で働こうとすれば、条件にあわせて自分自身が妥協を強いられるだろう。限りなく理想に近い環境で働けるのは、介護職の大きなアドバンテージと言えるだろう。
さらに、日本国内で地域差がほとんどないのも魅力のひとつと言えるだろう。都市部と地方のように、基本的に仕事に対する需要については、場所ごとにバラつきが生じる。これに対して、高齢者がいない地域は存在しないので、仕事を見つけたり、転職をしたりするのが比較的簡単になる。
ちなみに、将来的に介護職を生業とするつもりなら、福祉関係の国家資格の習得を目指すといいだろう。国家資格を持っている人と、持っていない人とでは、明らかにもらえる給料の金額が違ってくる。
また、自分自身の身に付けているスキルを客観的な形で証明できるため、周囲の信頼を得やすいのもメリットと言えるだろう。どんなに素晴らしい知識や技術を持っていても、雇用する側にそれを伝えなければ意味はない。その点、国家資格を持っていると、きちんと勉強してきた事実を上手にアピールできるため、すんなりと能力を認めてもらえるだろう。
確かに、資格を持っていなくても福祉施設などでは働ける。しかし、働き口の数を大幅に増やす事を考えれば、国家試験にチャレンジしてみる価値はあるだろう。
